データベースのテーブルを設計する – WordPressプラグインの開発 4

投稿者: | 2018年1月20日

 前回で、ショートコードに文字列を出力できるようになりました。最終的には、そこにオンラインヘルプを表示することになります。
 そのオンラインヘルプのデータは、WordPressのデータベースに専用のテーブルを作成し、そこに登録します。そのため、先にテーブルの設計をしておきましょう。
 今後の流れとしては、テーブルの設計→管理ページの作成→オンラインヘルプの出力部分の作成、となります。

テーブルの設計

 どのような形式のオンラインヘルプを表示するかで、テーブルやフィールドの構成が変わってくると思います。今回は以下の3つのテーブルを作成することにします。「」内がテーブルの名前です。

  • オンラインヘルプのメインの文章を登録するテーブル「fow_oh_helpbody」
  • 製品を登録するテーブル「fow_oh_product」
  • カテゴリーを登録するテーブル「fow_oh_category」

fow_oh_halpbodyテーブル

 このテーブルにはヘルプのメインの文章と、そのタイトルを登録します。どの製品のヘルプか分かるよう、製品フィールドを入れます。また、ヘルプの章分類ができるよう、カテゴリーフィールドも用意します。
 このカテゴリーは「○○の機能について」などのように、機能ごとなどでヘルプを分類できるようにするためのものです。
 これらを踏まえてテーブルを設計すると、以下のようになります。

#フィールド名データ型(長さ)Null許可デフォルト説明・備考
1help_idint(11)-自動インクリメント符号なし
PRIMARY KEY
2titlevarchar(50)-(空白)見出し
3helpbodytext-なし本文
4tagsvarchar(255)-(空白)タグ
KEY
5relationsvarchar(255)-(空白)関連キー
6product_idint(11)-0製品ID
KEY
7category_idint(11)-0カテゴリーID
KEY
8created_attimestamp-現在日時レコードの登録日時
9updated_attimestamp-現在日時レコードの更新日時
自動更新

 tagsフィールドはヘルプ検索時のキーワードとして使用する文字列で、複数のキーワードをコンマで区切って登録します。
 relationsフィールドは、関連情報の検索に使用する文字列です。

fow_oh_productテーブル

 製品を登録するテーブルです。

#フィールド名データ型(長さ)Null許可デフォルト説明・備考
1product_idint(11)-自動インクリメント製品ID
PRIMARY KEY
2prod_namevarchar(60)-(空白)製品名
3created_attimestamp-現在日時レコードの登録日時
4updated_attimestamp-現在日時レコードの更新日時
自動更新

fow_oh_categoryテーブル

 カテゴリーを登録するテーブルです。

#フィールド名データ型(長さ)Null許可デフォルト説明・備考
1cat_idint(11)-自動インクリメントカテゴリーID
PRIMARY KEY
2cat_namevarchar(50)-(空白)カテゴリー名
3created_attimestamp-現在日時レコードの登録日時
4updated_attimestamp-現在日時レコードの更新日時
自動更新

テーブルの作成について

 これらのテーブルはプラグインのコードから作成します。その方法は次回説明します。
 

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