前回で、ショートコードに文字列を出力できるようになりました。最終的には、そこにオンラインヘルプを表示することになります。
そのオンラインヘルプのデータは、WordPressのデータベースに専用のテーブルを作成し、そこに登録します。そのため、先にテーブルの設計をしておきましょう。
今後の流れとしては、テーブルの設計→管理ページの作成→オンラインヘルプの出力部分の作成、となります。
テーブルの設計
どのような形式のオンラインヘルプを表示するかで、テーブルやフィールドの構成が変わってくると思います。今回は以下の3つのテーブルを作成することにします。「」内がテーブルの名前です。
- オンラインヘルプのメインの文章を登録するテーブル「fow_oh_helpbody」
- 製品を登録するテーブル「fow_oh_product」
- カテゴリーを登録するテーブル「fow_oh_category」
fow_oh_halpbodyテーブル
このテーブルにはヘルプのメインの文章と、そのタイトルを登録します。どの製品のヘルプか分かるよう、製品フィールドを入れます。また、ヘルプの章分類ができるよう、カテゴリーフィールドも用意します。
このカテゴリーは「○○の機能について」などのように、機能ごとなどでヘルプを分類できるようにするためのものです。
これらを踏まえてテーブルを設計すると、以下のようになります。
# | フィールド名 | データ型(長さ) | Null許可 | デフォルト | 説明・備考 |
---|---|---|---|---|---|
1 | help_id | int(11) | - | 自動インクリメント | 符号なし PRIMARY KEY |
2 | title | varchar(50) | - | (空白) | 見出し |
3 | helpbody | text | - | なし | 本文 |
4 | tags | varchar(255) | - | (空白) | タグ KEY |
5 | relations | varchar(255) | - | (空白) | 関連キー |
6 | product_id | int(11) | - | 0 | 製品ID KEY |
7 | category_id | int(11) | - | 0 | カテゴリーID KEY |
8 | created_at | timestamp | - | 現在日時 | レコードの登録日時 |
9 | updated_at | timestamp | - | 現在日時 | レコードの更新日時 自動更新 |
tagsフィールドはヘルプ検索時のキーワードとして使用する文字列で、複数のキーワードをコンマで区切って登録します。
relationsフィールドは、関連情報の検索に使用する文字列です。
fow_oh_productテーブル
製品を登録するテーブルです。
# | フィールド名 | データ型(長さ) | Null許可 | デフォルト | 説明・備考 |
---|---|---|---|---|---|
1 | product_id | int(11) | - | 自動インクリメント | 製品ID PRIMARY KEY |
2 | prod_name | varchar(60) | - | (空白) | 製品名 |
3 | created_at | timestamp | - | 現在日時 | レコードの登録日時 |
4 | updated_at | timestamp | - | 現在日時 | レコードの更新日時 自動更新 |
fow_oh_categoryテーブル
カテゴリーを登録するテーブルです。
# | フィールド名 | データ型(長さ) | Null許可 | デフォルト | 説明・備考 |
---|---|---|---|---|---|
1 | cat_id | int(11) | - | 自動インクリメント | カテゴリーID PRIMARY KEY |
2 | cat_name | varchar(50) | - | (空白) | カテゴリー名 |
3 | created_at | timestamp | - | 現在日時 | レコードの登録日時 |
4 | updated_at | timestamp | - | 現在日時 | レコードの更新日時 自動更新 |
テーブルの作成について
これらのテーブルはプラグインのコードから作成します。その方法は次回説明します。