一部のレンタルサーバーでは、WordPressで作成したサイトを http → https に変更したとき、読み込まれるCSSやJavaScriptが http のままになり、サイトに適用されないということがあるようです。
このような場合、レンタルサーバーのサイトに対処法などが記載されていると思いますので、それに従って設定すればよいでしょう。
ここではもっと身近な、自分のローカル環境に構築したサーバーでもこのような状態になったときの、一つの対処法です。
私の場合、ローカルのPCには VirtualBox+Vagrant で開発環境を作成しています。オレオレ証明書でhttpsによるアクセスもできるようにしており、複数の案件でhttpsのアクセスが可能であることを確認済みです。
WordPressを使用した案件もいくつかあり、案件ごとにそれぞれWordPressをインストールして使用し、これもhttpsでアクセスできます。
ところが、1つだけ純粋にテスト用としてインストールしているWordPressだけが、タイトルのような状況になりました。
WordPressの管理画面で、WordPressアドレス、及びサイトアドレスを https://*** に変更すると、ページのテキストは読み込まれますが、CSSやJavaScriptを http から読み取ろうとし、サイトに適用されなくなりました。
こうなってしまうと管理画面にもログインできなくなります。
対策
WordPressをインストールしたディレクトリのルートに、wp-config.php というファイルがあります。
wp-config.php に以下の内容を追記します。
$_SERVER['HTTPS'] = 'on'; $_ENV['HTTPS'] = 'on';
これで、CSSやJavaScriptもhttpsで読み込まれるようになり、正常に表示されるようになりました。
補足
WordPressの設定を変更する前に、そもそもhttpsが使用できるのか、.htaccessに問題ないかなどを確認しておきましょう。その上でこのような症状が発生したとき、上記の設定を試してみるといいかもしれません。